大人気YouTuber「フィッシャーズ」のリーダー・シルクが、
「最近“子どもが映った盗撮をされ、SNSに載せられてしまう」
という被害について注意喚起を行いました。
ここで気になるのは——
なぜ盗撮はなくならないのか？
なぜ子どもまで巻き込まれてしまうのか？
今回はこの出来事をもとに、SNS時代ならではの“盗撮の背景”や“視聴者側に求められる意識”をやさしく・分かりやすく考察していきます。
何があった？シルクの注意喚起をざっくり解説
フィッシャーズのシルクは自身のSNSで、最近無許可での撮影が増え、しかも子どもが映っていることを問題視し、「やめてください」と強く呼びかけました。
- シルクや奥さんだけでなく“子ども”が映るケースが多い
- 無許可で撮影され、SNSにアップされてしまう
つまり、ただの「盗撮は嫌です」ではなく、
“子どもを守るための注意喚起”なんです。
なぜ盗撮してSNSに投稿する人が増えているのか？
「盗撮してもさすがにSNSまでは載せないでしょ」
なぜ一定数の人は撮影してSNSにあげてしまうのでしょうか？
ここではSNS時代の“心理”を考察していきます。
①「有名人に遭遇した！」というレア感を共有したい
街中でシルクを見たら、
「マジですれ違った！」
と興奮してしまう気持ちは分かります。
その“高揚”を、
写真で残したい → SNSに投稿したい → いいねがほしい
という流れにつながることがあります。
②バズりたい・注目されたい心理
SNSは“反応が数字で見える”世界。
そのため、
- 写真を撮ればバズるかも！
- 有名人が映ってたら注目される！
- 友達から「すごい！」と言われる！
こう感じる人が一定数います。
③「悪いことをしてる」と思わない人が多い
子どもが映ると起こる危険性
ここが今回一番大事なポイント。
有名人自身ならまだしも、子どもが無許可でネットに載るのは危険が多すぎます。
「別に子どもが映ってもよくない？」と思う人もいるかもしれませんが、実は危険がたくさんあります。
ここでは3つに分けてわかりやすく説明します。
①位置情報や生活圏が特定されてしまう
子どもは大人よりもプライバシーに敏感ではありません。
何気ない“背景”から、以下のような情報が予想以上に簡単に特定されることがあります。
- 制服やランドセル
- 公園、建物、標識
- 車のナンバー
- 周囲の人の会話
SNSに上がった一枚の写真から住所や行動エリアが特定された例は、過去にたくさんあります。
子どもを狙ったストーカーや犯罪予備軍にヒントを与えてしまう危険があるのです。
②勝手に「顔写真が永遠にネットに残る」
一度ネットに出た写真は、削除しても完全には消えません。
まとめサイト、転載アカウント、スクショ──無限に複製されてしまいます。
今や拡散機能がついているため、あっという間に世界に晒されて、犯罪が起こる原因になります。
③家族の生活がストレスで壊れる
家族で外出するたびに盗撮されるようになれば、
「外に出づらい」
「気づいたらスマホを向けられている」
「子どもを連れて行くのが怖い」
と、精神的な負担になります。
とくにシルクは「奥さんと子どもを守りたい」と言っています。
これは“芸能人だから我慢すべき”という話ではなく、家族の安全と尊厳に関わる問題です。
有名YouTuberはなぜ狙われやすいのか？
今回の件は、YouTuberだからこそ起こりやすい問題でもあります。
その理由を深掘りし3つに分けて考察します。
①「身近な存在」と感じられてしまう
YouTuberはテレビの芸能人と違って、
- 自宅
- 友達
- 日常
- 家族との時間
など“リアルな生活”を見せる機会が多く、視聴者が心理的に近く感じやすい職業です。
その結果、
「推し＝友達」「近所の兄ちゃん」みたいに錯覚する人が一定数出てしまうのです。
距離感が近く感じると、
「これくらい撮ってもいいよね？」
という誤った認識になりやすく、今回のような盗撮につながってしまいます。
②SNSで拡散される「いいねのための盗撮」
最近のSNSでは、“話題になりそうな写真を投稿すれば伸びる”という文化があります。
その結果、
「有名人を見かけたら撮って投稿しよう」という人が増えてしまいました。
「有名YouTuber見かけた！」
「フィッシャーズのシルクいた！」
こんな投稿が伸びることを知っている人は、倫理よりも“バズり”を優先してしまうのです。
③有名YouTuberは外に出れば常に注目される
フィッシャーズほどの大規模YouTuberになると、どこに行ってもほぼ100%気づかれます。
しかし気づかれることと、勝手に撮影されていいことは別問題。
人気がある人ほど、悪意ある人の標的にもなりやすく、「家族」まで巻き込まれてしまうと、問題は一気に深刻になります。
これからSNS時代はどう変わる？
今回の件は、“SNS時代の大きな転換点”だと感じています。
これまでSNSは「撮れたらラッキー」という空気がありました。
しかし有名人の家族、特に子どもが巻き込まれるケースが続き、社会全体で「モラル」「プライバシー」を重視する流れに変わりつつあります。
また、インフルエンサー側も
など、自衛の動きが強まっています。
今後、SNSにおける“撮影のルール”がより明確化され、「自由に撮れる時代」から「配慮が求められる時代」に変わっていくはずです。
まとめ
今回のシルクの動画は、ただ怒っているだけでなく、ファンとの関係を壊さないための優しいメッセージでもありました。
このスタンスは、ファン同士の対立を生まないようにするためでもあり、シルクらしい大人の対応でした。
SNS時代だからこそ、
撮る側も撮られる側も、最低限のモラルを守ることが必要です。
あなたの投稿が、誰かの人生や家族を傷つけてしまうかもしれない──
その意識を持つだけで、SNSの未来はもっと安全で優しい場所になるはずです。
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